「私にとっては本物」田久保真紀市長が語った言葉の真意とMr.サンデーの厳しい追及

2025年10月20日 2025年10月20日

2025年10月19日放送のフジテレビ系『Mr.サンデー』では、伊東市の田久保真紀市長が生出演し、学歴詐称疑惑をめぐって激しい議論が繰り広げられた。司会の宮根誠司さんをはじめ、コメンテーター陣が市長に次々と質問をぶつけ、番組は大きな注目を集めた。

田久保市長がMr.サンデーに登場した背景

田久保市長は、東洋大学の卒業証書を巡る“学歴詐称疑惑”の渦中にある。大学側は「除籍であり、卒業には至っていない」と説明している一方、市長側は「卒業証書を受け取っており、本物と信じている」と主張している。

この食い違いが続く中で、伊東市議会は不信任案を可決し、市議会は解散。政治的混乱のさなかで、田久保市長は『Mr.サンデー』の生放送に出演し、自らの口で説明を行う場を選んだ。

番組では、宮根誠司さんが核心に迫る質問を投げかけた。「卒業証書は本物ですか？」というストレートな問いに対し、田久保市長は次のように答えた。

「私にとっては本物です。そう信じてこれまでやってきました」

ただし、その後の発言で「刑事告発の対象にもなっており、詳しいことはお話しできません」と説明を避けたため、視聴者の間では「具体的な証拠を示してほしい」との声が上がった。

この発言は放送直後からSNSで大きな反響を呼んだ。「主観で本物と言っている」「大学が否定しているのに？」といった批判的な意見が多く見られる一方、「刑事告発の渦中で慎重に言葉を選んでいるのでは」と擁護する声もあった。

また、宮根さんが「これだけ大騒ぎになっているのは、市民がかわいそうだ」とコメントしたことで、番組のトーンは“問題の本質”よりも“説明責任”に焦点を当てた構成となった。

宮根誠司さんを筆頭に、コメンテーター陣が次々と質問を投げかけた場面は、視聴者の中には「総攻撃のようだった」と映ったようだ。X（旧Twitter）では、「宮根さんが攻めすぎ」「まるで吊るし上げだ」といった意見が投稿された。

一方で、「厳しく追及するのは当然」「行政トップなんだから説明責任を果たすべき」といった賛成派も多く、ネット上では賛否が二分された。番組の姿勢をどう受け止めるかは視聴者によって大きく分かれており、単なる“炎上”ではなく、報道のあり方そのものを考えさせる放送となった。

番組放送後、「#田久保市長」「#Mrサンデー」などのワードがトレンド入りした。伊東市民の間でも、「もう少し具体的に説明してほしかった」「テレビでの受け答えがあいまいだった」という声が聞かれた。

一方で、「報道のトーンが強すぎる」「偏った印象を受けた」という意見もあり、どちらの立場にも共感を示すコメントが目立った。「市長が一方的に責められているように感じた」「冷静な対話の場を設けるべき」という声もあり、放送がもたらした影響は決して小さくない。

今回の放送を通じて、田久保市長は「私にとっては本物」という立場を再度強調したが、具体的な証拠や大学側との整合性は依然として明らかになっていない。問題の焦点は「卒業証書の真偽」そのものよりも、市長としての説明姿勢と信頼性に移りつつある。

今後の市政運営や再選の行方を左右するのは、“どのように市民と向き合うか”という点に尽きるだろう。田久保市長に求められているのは、言葉ではなく行動による信頼の回復。そして、報道側にも「追及」と「公正」のバランスをどう保つかという課題が突きつけられている。

この記事を書いた人

車大好き！運送業と親の介護をしながら、ブログを書いています。日々あれこれ気になったことをブログで発信しています。