スポンサーリンク
ピックアップ記事
【完全解説】米倉涼子の体調不良はなぜ?脳脊髄液減少症との闘病と現在の姿

女優・米倉涼子さんが「体調不良」でたびたび報じられています。
ドラマや舞台の降板、イベント欠席などが重なり、ファンの間では「何が起きているの?」「もう復帰できないのでは」と心配の声も。
実は、米倉さんが抱えるのは「脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)」という病気。
本人が公表し、闘病の経過を語るまでには、長い葛藤と努力がありました。

《マトリが捜査》米倉涼子に“違法薬物ガサ入れ”報道 かつて体調不良時にはSNSに「ごめんなさい、ごめんなさい、本当にごめんなさい」…米倉の身に起きていた“異変”
…いて、米倉さんはそのアンバサダーに就任予定だったと聞いています。単なる体調不良でしたらプレスイベントだけを欠席すればいい話で、アンバサダー就任自体をキ…
(出典:NEWSポストセブン)

 

1. 米倉涼子の体調不良、最初に異変が起きたのはいつ?

(出典 contents.oricon.co.jp)

米倉涼子さんが「おかしい」と感じ始めたのは、2019年前後。

当時ドラマ『ドクターX』の撮影中で、突如「真っすぐ歩けない」「まるで止まっているエスカレーターの上を歩いているような感じ」と異変を感じたそうです。

立っているのがつらく、台詞を間違えるのではないかという不安、そして何より「自分の体が思うように動かない」という恐怖――。

長年トップを走ってきた女優にとって、それは大きなショックだったでしょう。

当初は単なる疲労やめまいと考えられていましたが、検査を進めるうちに「脳脊髄液減少症」と診断されたといいます。

これが、長く彼女を苦しめることになる病の始まりでした。

2. 公表された病名「脳脊髄液減少症」とは?

米倉涼子さんが公表した病名「脳脊髄液減少症(のうせきずいえきげんしょうしょう)」は、脳と脊髄を守る“髄液”が漏れて減ってしまう病気です。

この髄液は、脳や神経を衝撃から守るクッションのような役割をしています。
しかし交通事故や転倒、または原因不明の小さな裂け目などから漏れ出すと、
脳が下に引っ張られるような状態になり、以下のような症状を引き起こします。

・激しい頭痛・めまい

・倦怠感・集中力の低下

・視覚の異常(光がまぶしく見える、物が二重に見える)

・立ち上がるとつらく、横になると少し楽になる

米倉さんの場合も、「車のライトが全部つながって見える」「座っているだけで体がだるくなる」など、典型的な症状を訴えていました。

この病気は検査が難しく、原因も多様。誤診されやすい難病としても知られています。
彼女が正しい診断にたどり着くまでには、相当な時間と苦しみがあったようです。

3. ミュージカル降板・歩行困難…闘病生活のリアル

2022年、米倉さんはミュージカル『CHICAGO』の公演を降板しました。
理由は「体調不良」。当時、本人は多くを語りませんでしたが、後に病気が再発していたことが明らかになります。

報道によると、歩行が困難になり「壁につかまりながらでないと歩けない」「洋服の着替えも手伝ってもらっていた」と語っています。
立っていることすらつらく、長時間座ることもできなかったといいます。

彼女は当時のことを、こう振り返っています。

止まっているエスカレーターを上っているような感覚。
まっすぐ歩いているつもりでも、体が傾いてしまう。
そんな自分にイライラして泣いてしまうこともありました。

トップ女優として舞台に立ち続けることを信条にしていた米倉さん。
しかし、病気の悪化により「出演を断念する」という苦渋の決断を下すことになったのです。

4. 手術と回復への道のり ―「素晴らしい先生に出会った」

(出典 times-abema.ismcdn.jp)

2023年から2024年にかけて、米倉さんはようやく光を見出します。
2024年6月のNHK『あさイチ』では、次のように語りました。

「素晴らしい先生に出会って、去年(2023年)の8月に手術をしました。
それから急に体調が良くなってきたんです。」

髄液漏れの部位を特定し、外科的に修復する治療を受けたとみられます。
その結果、長年続いていた歩行の違和感や倦怠感が軽減。
同時に、精神的な不安も少しずつ和らいでいったようです。

ただし、彼女は「完全に治ったわけではない」とも語っています。

この病気とは一生付き合っていくつもり。
だから、体に負担の大きい仕事は無理をしないようにしています。」

彼女の中で、「完治」ではなく「共存」という意識に変わったことが分かります。

5. 病気と共に生きる決意 ― 現在の仕事と心境

2024年後半から2025年にかけて、米倉涼子さんはゆっくりと芸能活動を再開。
テレビ出演やインタビューでも、自らの病気を隠さず語る姿が印象的でした。

2024年12月の『徹子の部屋』では、

「歩けなくなって、本当に怖かった。でも、支えてくれる人たちがいたから前を向けた」
と語り、涙ぐむ場面も。

2025年現在も、彼女は体調の波と付き合いながら仕事を続けています。
「立っていられない日もある」と明かす一方で、以前より穏やかで自然体な笑顔が見られるようになりました。

女優としての「完璧さ」よりも、
人としての「生きる力」を見せる存在へ――
彼女の姿は、多くの人に勇気を与えています。

6. まとめ:米倉涼子が見せた「本当の強さ」

米倉涼子さんの体調不良は、単なる疲労や過労ではありませんでした。
彼女が抱えていたのは、「脳脊髄液減少症」という長期的な闘病を要する病気。

2019年の発症から、2024年の手術・回復まで、約5年にわたる闘いでした。
その中で彼女は、仕事を失い、身体を失い、そして再び“自分”を取り戻したのです。

「これまでの私は“完璧でいなきゃ”って思っていた。
でも今は、少し弱い自分も認めてあげたい。」

米倉涼子さんのこの言葉は、多くの働く女性やプレッシャーの中で生きる人々の心に響きます。

華やかな女優人生の裏にある「闘病と再生の物語」。
それは、“自分らしく生きること”の本当の意味を教えてくれる――
そんな強さと優しさに満ちた、米倉涼子さんの現在地です。

ピックアップ記事
おすすめの記事