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最後のスーパー戦隊ゴジュウジャー最終回 分断の時代のナンバーワン …バーワン戦隊ゴジュウジャー」(テレビ朝日系)が8日で最終回を迎えた。スーパー戦隊シリーズは今作をもって休止することが発表されている。50周年の記念作に… (出典:朝日新聞) |
1. 『ゴジュウジャー』ついに最終回

(出典 全スーパー戦隊展)
2026年2月8日放送の最終話(第49話)で、『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』が完結しました。
公式側も「第49話で最終回を迎えた」ことを明記しており、放送後にはTTFC(東映特撮ファンクラブ)で関連コンテンツが同日配信されるなど、“終わっても熱は終わらせない”動きがすぐに走っています。
さらに、この最終回は作品単体の区切りに留まらず、**1975年開始のスーパー戦隊シリーズが「50年で一区切り」**という、シリーズ史にとって大きな節目として語られています。
テレビ朝日側も定例社長会見の中で「50年を一つの区切り」と位置づけ、新しい枠組みで“従来の枠にとらわれないヒーロー”を生み出す意図を説明しています。
2. 最終話あらすじ:吠の前に再来した宿敵、そして「願い」

(出典 テレビ朝日)
最終話の核は、「指輪争奪戦」を巡る物語の決着です。勝者となった吠(ほえる)の前に、因縁の相手・ファイヤキャンドルが再び現れ、激しい戦いへ——という流れは、最後に“吠が何を望むのか”を正面から突きつけるための装置になっていました。
物語が効いていたのは、戦闘の激しさと同時に、吠の内面が“回想”で積み上がっていく構造です。陸王、竜儀、禽次郎、角乃、真白……「はぐれ者」として生きてきた吠にとって、ゴジュウジャーの面々がどんな存在だったのか。
その答えに辿り着いた吠は、テガソードに「願い」を告げます。
その願いが、「指輪争奪戦をやり直すこと」。ここが最終回最大の転換点で、勝利=終わりではなく、“もう一度やり直す”ことで未来に繋げる、戦隊らしい前向きさに着地しました。
なお、公式の次回(最終話)案内でも「吠の『願い』とは?」が強調され、吠の選択が結末の中心であることが示されていました。
3. 伝統の“素面名乗り”が刺さる理由:50年の文脈と最終回演出

(出典 Twitter)
最終話で特に話題になったのが、伝統の“素面名乗り”(変身前の名乗り)と、タイトルにもなっている決め台詞——
「我ら、ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー!」
という、“シリーズの歴史そのもの”を背負う演出です。
戦隊って、毎年テーマも世界観も刷新されるのに、「名乗り」や「チームの宣言」だけは不思議なほど普遍なんですよね。そこが子どものころの記憶に直結するし、大人になってから見ると“儀式”として刺さる。
最終回でこの要素を前面に出したのは、単なるファンサではなく、**「50周年記念作として走り切った」**という作品の役割を、視聴者に体感させるやり方だったと思います。
そして、この“儀式感”が効くからこそ、吠の「やり直し」という選択が、逃避やリセットではなく「願い=覚悟」に見える。最終回として、かなり綺麗な構造でした。
4. スーパー戦隊は本当に終わる?テレビ朝日社長会見の説明

(出典 エンスカイショップ)
「戦隊が終わる」と聞くと、どうしても“打ち切り”とか“衰退”を連想しがちですが、テレビ朝日の説明はニュアンスが少し違います。
定例社長会見で西新社長は、環境変化が今回に直接影響したわけではないこと、少子化の影響などは意識しつつも、テレビ朝日としてはオールターゲット戦略のもと子ども向けコンテンツも大事な財産であり、国内だけでなく海外も含めて発展の余地があると述べています。
そのうえで、「50年を一つの区切り」として従来の枠にとらわれない新たなヒーローを生み出したい、という方向性が語られました。
つまり今回の“終了”は、枠を閉じるというより、枠組みを組み替えるに近い。
だからこそ、後番組が単発ではなく【PROJECT R.E.D.】という新ブランドとして立ち上がるわけです。
5. 視聴者の反響:トレンド入りと“喪失感”、そして感謝
放送当日はSNSでも大きく動き、作品名関連のワードがトレンド入りしたり、最終回ならではの“喪失感”を語る投稿が目立ちました。シリーズを追ってきた人ほど、「終わった」事実の重みが強く出た印象です。
一方で、感情の方向は悲しみだけじゃなくて、「これでもかと熱い要素のてんこ盛り」「この喪失感と感謝」みたいに、“終わり”そのものが作品への愛情表現になっているのが面白いところ。
最終回って、作品を評価する回でもあり、視聴者が自分の人生と重ねる回でもあるので、どうしても感情が大きく揺れます。
そして、ファンの受け皿としてすぐ提示されたのがTTFC。
放送と同日の追加配信で、“本編ロス”を受け止める動線が作られているのは、今っぽい設計だなと感じます。
6. 後枠は【PROJECT R.E.D.】:新ブランドの狙いと放送情報

(出典 東映)
『ゴジュウジャー』の後枠として始動するのが、テレビ朝日系の新たな特撮シリーズ【PROJECT R.E.D.】です。東映側の発表では、“赤いヒーロー”が活躍する新たな特撮映像シリーズとして位置づけられ、プロジェクト名の由来(英訳タイトルの頭文字)も説明されています。
放送開始は2026年2月15日(日)、放送枠はこれまで同様に毎週日曜 午前9:30。テレビ朝日公式サイトや東映公式でも、開始日と枠が明記されています。
さらに玩具展開もすでに動いていて、バンダイ公式でも新シリーズ始動と合わせてアイテム情報が掲載されています。
こういう“放送→玩具→イベント”の回路が回り始めているのを見ると、単純な終了ではなく、次の大きなシリーズ運用へ移行していることが分かります。
7. 『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』とは:設定・主人公・世界観
PROJECT R.E.D.第1弾が、**『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』**です。東映公式では番組のスタート日(2026年2月15日)と放送枠が明記され、作品ページが公開されています。
テレビ朝日公式の作品ページでは、主人公が**銀河連邦警察の捜査官・弩城怜慈(どじょう れいじ)**であること、そして彼が“宇宙でただ1人《宇宙刑事ギャバン》を名乗れる存在=ギャバン・インフィニティ”であることが示されています。
また、東映のニュースでは本作に登場する「3人のギャバン」が紹介され、赤いコンバットスーツのギャバン・インフィニティに加え、銀のギャバン・ブシドー、金のギャバン・ルミナスの存在が明かされています。
“ギャバンの称号を持つ者は宇宙にただ一人”という前提を踏まえ、別宇宙・別次元という設定が匂わされているのもポイントです。
ここがまさにPROJECT R.E.D.の面白さで、戦隊のような“毎年リセット”ではなく、多次元・クロスオーバー的な設計で「シリーズとしての奥行き」を作っていく可能性があります。
東映の発表でも“赤いヒーロー”を軸にしたシリーズであることが強調されています。
8. これからの楽しみ方:TTFC展開と“次の50年”への入口
『ゴジュウジャー』は終わったけれど、熱量の出口は残っています。
放送当日にTTFCで完結記念コンテンツやキャストメッセージが展開されるのは、ファンにとって“ロス期間”を短縮する大きい導線です。
そして、翌週にはもうPROJECT R.E.D.が始まる。
ここが重要で、視聴者の感情が「終わった…」で止まり切る前に、「次、どうなる?」へバトンが渡されるんですよね。
“50年の区切り”は終点じゃなくて、視聴体験の更新の合図。
戦隊で育った世代が大人になった今、従来の枠にとらわれない新ブランドへ——という流れは、かなり納得感があります。
9. まとめ
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『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』は2026年2月8日放送の第49話で最終回を迎え、シリーズ史の節目として語られた。
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最終話は、吠がテガソードへ「指輪争奪戦をやり直す」という願いを告げる流れで、“終わり”と“次”を同時に描いた。
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テレビ朝日は「50年を区切り」に新たなヒーローを生み出す方針を会見で説明し、枠組みを再編する意図が見える。
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2月15日からは新シリーズ【PROJECT R.E.D.】が始動し、第1弾『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』が同枠で放送開始。


